久々の80’sディスコミュージックは「Yazzo(ヤズー)」をご紹介します。
80年代前半に一世風靡のシンセ・ポップデュオ「Yazzo(ヤズー)」
ヤズーは1981年から1983年に一世を風靡したヴィンス・クラークとアリソン・モイエのイギリスのシンセポップデュオです。2008年に活動を再開し現在に至ります。お二人はヤズー以外にもそれぞれ活動を行っており、ヴィンス・クラークは元デペッシュ・モードのメンバーで、現在はイレイジャーでも活動しているようです。アリソン・モイエはソロでも活動中です。
以前にご紹介した「トーマス・ドルビー」と時を同じくして大ヒット。シンセポップはいたるところでかかりまくっていました。40年経った今聴くと、楽曲がものすごくシンプルですね。まずはデビューアルバム『Upstairs at Erics(1982年)』から、ヤズーの一番ヒットしたシングル『Don’t Go』をお送りします。USダンスチャートでは1位、UKチャートでは3位を獲得しました。このアルバムジャケットがとても印象的だったのでよく覚えています。
『Don’t Go』に続いてヒットした『Situation』はUSダンスチャート1位を獲得し、ともにディスコではパワープレイされていました。
80年代は正味3年と短い期間でしたが、立て続けにヒットを放った功績は大きいと思います。
その後のそれぞれの活躍は
ヴィンス・クラークはイレイジャー、アリソン・モイエはソロで活動しだしたのですが、ボクの印象ではイレイジャーはさほど表立ってヒットしてイメージはないです。
どちらかといえばアリソン・モイエが1984年ソロデビューアルバム「Alf(アルフ)」で全英チャート1位を獲得し、3rdシングルの『Invisible』はアメリカでは31位まで上昇したという活躍のほうが印象に残っています。
80年代前半はイギリスのダンス・ポップの宝庫
ヤズーとくると、なぜかユーリズミックスがついでに浮かんできます。音楽的には異なるタイプなのですが、同じイギリスのデュオで低音が効いた女性ボーカルだからでしょうか。またユーリズミックスも追ってご紹介したいと思います。