アトランティック・スター(Atlantic Starr)『ALWAYS(1987年)』File0099

1980年代

1976年にルイス3兄弟を中心にNYでデビューを果たしたアトランティック・スター。当初は「Newban」というグループ名でしたが、1978年のA&Mとの契約を期に「アトランティック・スター」と改名、アルバム『Atlantic Starr』をリリースし、再スタートを切りました。

アトランティック・スターといえばやっぱり「Always」

1987年リリースの『Always』は、アトランティック・スターを知らなくてもこの曲は耳にしたことがあるというぐらいの大ヒット曲となりました。ビルボードHot100、R&Bチャートともに1位を獲得。アルバム『All in the Name of Love(1987年)』に収録されており、世界的にも1980年代を代表する大ヒット曲となったアトランティック・スターの代表作です。

アメリカのみならず、日本においてもウエディングソングとして定番となっているようですね。まずはその『Always』をお届けします。

80年代に入りやっとヒット曲が

前進の「Newban」の1976年デビューから70年代の楽曲は、その時代ではお決まりのディスコミュージック的なものが多かったのですが、1980年リリースの3rdアルバム『Radiant』を期にヒット曲が生まれ出します。

男女のツインボーカルを売りにしていたこともあり、ポップでアーバンソウルなサウンドに向き出してからはボーカル中心のメロディアスな楽曲に変わっていったような気がします。それがうまくハマったのか、同アルバムから『When Love Calls』がR&Bチャートで5位を獲得、アルバムも同じく5位まで上昇。

そしてその勢いで4thアルバム『BRILLIANCE(1982年)』から『Circles』が大ヒット。ココからアトランティック・スターの快進撃が始まります。

ピークを迎えた80年代後半から90年代前半

アトランティック・スターの地位が確立したと言っても過言ではないアルバムが6thの『As the Band Turns(1985年)』だと思います。シングルカットされた『Secret Lovers』や『Silver Shadow』などがヒット。ちょうど女性ボーカリストだったシャロン・ブライアントからバーバラ・ウェザースに入れ替わったタイミングでした。

そしてこの後に冒頭でご紹介した「All in the Name of Love(1987年)」からの『Always』の大ヒットへと続いていくことになります。

その後もアルバム「We’re Movin’ Up(1989年)」から『My First Love』、「Love Crazy(1991年)」から『Masterpiece』、「Time(1994年)」から『My Best Friend』や『I’ll Remember You』など、スローナンバーが多くチャートインしました。

残念ながら2000年以降はあまり情報もなく、メンバーの入れ替わりも多く、アルバム自体もあまりリリースしていないようです。とは言え、40年以上もグループとして活動されているっていうのは素晴らしいことですね。

2009年と2016年には来日公演も行ったようですので、もし次回来日の際はぜひ足を運んでみたいと思います。

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