菊池桃子「ラ・ムー(1988年)」File0013

1980年代

 今日は、今も変わらぬ美貌とウイスパーボイスの菊池桃子さん。シティポップの盛り上がりとともにココ数年あらゆる方面から注目されていますね。最近では、話題の韓国人プロデューサー兼DJのNight Tempo氏が桃子さんファンということで9月に「ザ・昭和グルーブ」の第10弾としてリリース。

 桃子さんは80年代はアイドルという位置づけでご活躍されていましたが、取り巻きのクリエーター陣もすごい方々ばかりでした。歌手としては1984年『青春のいじわる』でデビューし、その後の『雪に書いたLOVE LETTER』、『卒業-GRADUATION-』、『BOYのテーマ』、『もう逢えないかもしれない』など、12枚のシングルはすべて林哲司さんが作曲というまさにシティポップの王道です。


 1988年からは元プリズムの松浦義和さんがリーダーとして結成された「ラ・ムー」での活動を開始。ブラコンテイストのポップ・ロックといったイメージで、当時のこの手のJ-Popでは最先端のサウンドだったんではないでしょうか。アルバムは『THANKS GIVING』の1枚のみですが、今聴いても全く違和感のないクオリティです。Youtubeには当時の歌番組のものがいくつかアップされていますが、今回はシングルの音源だけのものをシェアしましたのでぜひ聴いてみてくださいね。


 90年代には鈴木雅之さんとのデュエットで『渋谷で5時(1994年)』を1993年のアルバムから両A面シングルとしてリリース。MVはお二方ご本人がこの曲をデュエットする打ち合わせのために「渋谷で5時」に待ち合わせるという設定。90年代の渋谷の雰囲気が見れますのでこちらもどうぞ。

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