KAT-TUN『Ain’t Seen Nothing Yet(2022年)』File0090

2020年代

 2001年の結成からすでに20年以上、2006年のデビューから昨年15周年を迎え、約2年半ぶりの今年3月に10thフルアルバム「Honey」をリリースしたKAT-TUNをご紹介します。元々メンバーが6人で、その6人の名字の頭文字をとってKAT-TUNとつけられたそうです。カワイイ、まさにアイドル、といったイメージとは逆に、 “ワイルド” なイメージを全面に出したことで独自の路線を歩んできたグループです。

 現在は3人組のグループですが、亀梨さんと赤西さん(2010年に脱退)がドラマ「ごくせん(2005年)」に出演したことでグループの知名度も上がり、現在も各メンバーがいろいろな番組で活躍されています。


 今回ピックアップした『Ain’t Seen Nothing Yet』を初めて聴いたとき、”誰の曲?” と調べたらKAT-TUNでした。テレビの音楽番組でも何回か観たような気はするのですが、あまり気にしていませんでした。ところがアルバム「Honey」を通して聴いてみると、なんかめちゃくちゃカッコいいです。

 どうしても年齢を重ねていくと “アイドルだから” という色眼鏡で見がちですが、基本的にアイドルの曲はクリエーター陣がスゴいので、楽曲のクオリティは非常に高いと思っています。この『Ain’t Seen Nothing Yet』はファルセット満載で洋楽っぽく、オトナなムードも醸し出してます。


 ではこのアルバムからもう1曲、日テレ系スポーツニュースのテーマソングになった『We Just Go Hard feat. AK-69』を。
 メンバーの中丸さんのヒューマンビートボックスに加え、ヒップホップMCのAK-69さんをフィーチャーリング、カッコいいヒップホップに仕上がっています。ちなみにAK-69さんは、スポーツ選手の登場曲やテーマ曲なども多く手掛けられています。


 さて今日は初のジャニーズアーティストでしたがいかがでしたでしょうか。

 今年ジャニーズは事務所設立から60周年にあたり、ボクの世代とちょうどリンクしています。子供の頃はあおい輝彦さんやフォーリーブスに始まり郷ひろみさん、川崎麻世さんへ。本格的にジャニーズという名前が表に出だしたのは、1979年10月から始まった「3年B組金八先生」に出演していた「たのきんトリオ(た:田原俊彦さん、の:野村義男さん、きん:近藤真彦さん)」が活躍しだした頃でしょうか。

 80年代以降、シブがき隊、少年隊、光GENJI、男闘呼組、SMAPなどが大活躍し、この40年間で多くのアイドルを排出してきました。楽曲もいろいろな著名アーティストが参加し、多くのヒットソングが生まれています。今も歌い継がれる名曲がいっぱいあるので、またご紹介していきたいと思います。

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