1986年にハマったエレクトロフレンチポップ(ボッサ)アルバム
ちょうど1986年に音楽関連の仕事をしていたときによく聴いていたマイ・フェイバリットアルバム「En Cavale(プレイバック)」ご紹介します。とにかく今聴いても新しいと感じてしまうほど洗練された1枚だと思います。40年も前のものとは思えないほどとにかくカッコよすぎるサウンドが満載なのでぜひアルバムを通して聴いてみてほしいです。
まずはソロでのシングルとして1985年にリリースされた『Seaside Weekend』をお届けします。のちにアルバム「En Cavale」に収録されてました。
シスター・スレッジのカバー『Easy Street』も収録
このアルバムではシスター・スレッジの1980年のアルバム「LOVE SOMEBODY TODAY」に収録されている『Easy Street』がカバーされています。ちょうどこの頃のシスター・スレッジはまさにCHIC(シック)サウンド満載でしたのでこの曲もナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズ色が満載なのですがアンテナ風にうまくお料理されています。
原曲もピックアップしましたので聴き比べてみてください。
1981年にユニットでデビュー、1985年からは実質「イザベル・アンテナ」としてのソロ活動
もともと1981年に3人組ユニット「アンテナ」としてデビューしましたが、その後は実質「イザベル・アンテナ」としてのソロ活動がメインとなったようです。ご本人の本名は ”イザベル・ポワガ” だそうです。
本来のアンテナはどちらかというとジャジーでアコースティックなボサノヴァが多めなので、今回ご紹介しているアルバム「En Cavale」はアンテナの全体的な音楽感からすると一番エレクトロポップ色が強く出ていると思います。ただボク自身はこのアルバムから入ったので、イザベル・アンテナに対してはどうしてもこの路線をイメージしてしまいます。
なにかと日本との関わりも多いです
1987年には東京音楽祭で最優秀インターナショナル女性シンガーに選ばれたり、EW&Fやクール・アンド・ザ・ギャングの来日時に東京ドームでパフォーマンスを披露したそうです。Youtubeでは1991年6月にも来日したときの東京厚生年金ホールでのライブ映像がアップされたりもしていますね。
また2006年にリリースされた「フレンチ・リビエラ」というアルバムは福富幸宏さんがプロデュースされています。福富幸宏さんは80年代後半からDJやプログラマーなどで活動され、ご自身でも世界各国でアルバムをリリースされています。またプロデューサーなどとしてもピチカート・ファイヴやDOUBLE、今井美樹さん、布袋寅泰さんなど多くのアーティストを手掛けられています。
せっかくですのでこのアルバムからもアルバムタイトルである『フレンチ・リビエラ』をお届けします。
ココ最近の活動は?
いろんな情報を探してみましたが、2017年のアルバム「ソウズ・インフルエンシズ」をリリースしたことが最後ぐらいで、現在の情報はなかなか見当たりませんでした。どうされてるんでしょうね。
ちなみに2023年には今回ご紹介したアルバム「En Cavale」のデラックス・エディションがリリースされていて、ボーナストラックとして12inch Ver.やDEMOトラックが追加されていますのでこちらもオススメです。