
今回は僭越ながらわたくし筆者本人のオリジナル楽曲をご紹介させていただきます。
プロローグ
これまで特にAIを使う必要がなかったのであまり気にしていませんでしたが、最近少し使い始めました。うまく使いこなせると時短になりメチャ便利ですね。
そんなことから音楽生成AIのことも気になりだし、一度やってみようと始めてみたらなんといとも簡単に楽曲ができるではないですか。ちょっとビックリでした。
そんなことがキッカケで今回自分自身のオリジナル楽曲を蘇らせるという作業を行い、せっかくなのでこのサイトにもアップさせていただくことにしました。
再現対象のオリジナル曲はボクが18歳のときの楽曲
この楽曲はちょうど44年前の1982年の春頃に作ったオリジナル作品です。その頃はバンド活動やライブに出ることなどもなく、フォークギターを弾きながら趣味として楽しんでいる程度。「ギター片手に鼻歌で適当にカセットテープに録音する」なんていうことをたまにやっていた時期にできた曲が今回ご紹介する『Give Me Your Love Again』です。
この曲はその年の1982年にお手伝いで参加したバンドで一度披露したことがあったのですが、翌年1983年に別のバンドでも「フレッシュサウンズコンテストに出るからオリジナル曲が必要」との理由で急遽この曲を使うことになりました。ギターのKくんが全体のイメージを作り、各パートは好き勝手にアレンジする形で誰も全体を調整するでもなくとりあえず2時間ほどでバンド楽曲にしました。結果はもちろん予選落ちでしたが、なんとこの年のグランプリは「TM NETWORK」という今から考えれば高レベルのコンテスト参加でした。
今回の再現はそんな1983年の19歳のときにバンドをやっていたときのバージョンになり、ジャンル的には80年代ポップスです。できる限り再現してみましたのでまず聴いてみてください。
『Give Me Your Love Again(AI再現Ver.)』
作詞作曲:Martin、編曲:Milky Dessert(1983年に所属していたバンド名)

基本的にバンド活動時のボクの担当は「ベース」です。ベース人材不足の時代だったのかフォークギター弾けるならベースできるから、と誘われたのがキッカケで始めました。
AIによる再現への道
以前よりDTMアプリを使って楽曲制作をしてみたいなぁ~と思っていたのですが、使い方を覚えたりするのがハードルとなり、なかなか手を付けられずにいました。ところが最近の音楽生成AIだと全くなんの音楽知識なしに楽曲制作ができるということでじゃあやってみようかと。調べていくつか試したところ「SUNO」というのが一番使いやすかったのでこれで始めてみました。
今回使用した元音源は1983年に唯一スタジオで一発撮りしたものがあったのでそれをアップロードし、AIにできる限り忠実に再現するように指示しながら進めました。あまり良くないカセットテープ音源をデジタル化しただけなので、音のバランスもめちゃくちゃなため、AIもさぞかし苦労したと思います。(笑)
音源をアップロードした後にリミックスの「カバー」という機能を使うのですが、基本的にAIは異なるものを作ろうとします。奇妙さ、スタイルの影響、オーディオの影響など元音源にどういうエフェクトを反映させるかを調整できるのですが、AIが良かれと思っていろんなアレンジを加えてしまいます。
元々「こんなイメージの曲を作ってほしい」とプロンプトで指示を出して音楽を作るアプリなので、なので今回のような「元音源の再構築」となるとかなり大変でした。いろいろな指示を試してみてなんとか近い形で仕上がったのが上記のもので、およそ40~50テイクぐらいの中から選びました。毎回メロディも歌いまわしも楽曲自体も微妙に変わるので、なかなか納得の行くものが出てきませんでしたが、総合的な評価としてはまあなんとか80点ぐらいの再現にはなったのではないでしょうか。
余談ですがボーカルのHくんの声が「ビーイング系」な感じで生成されてちょっと笑いました。80年代後半ならウケてたかもしれませんね。
【 SUNOで再現した全体的な評価 】
・当たり前ですが「SUNO」での完全再現は難しかった。同じ設定でも二度と同じ物がでてこないし、部分的に残すこともできないので再現という意味では一発勝負。
・毎回「譜割り」が変わるのでメロディ自体がオリジナルと変わってしまう。ときには音程自体がおかしくなるときも。
・残念なミスの部分もそのまま再現する反面、音がちゃんとなっていない部分やテンポなどは修正してくれ、ギターソロはほぼ近い形で再現されている。
・3人でのコーラスや追っかけの掛け合いをひとりと認識して歌ってしまう。
・楽器の音質についてはそれなりにオリジナルに近づけられるが再現のレベルまではできない。それでも音質の悪い音源をここまで予測再現できるのは素晴らしい。
などなど
以上が再現時に感じたことです。
今回の実験で自分の作りたい楽曲を目指すならやっぱりちゃんとしたDTMアプリを使うことが必要だと理解しました。ちなみにこの「SUNO」にもDTM的な機能の「STUDIO」という機能があるのですが、さらに課金してヴァージョンアップしなければなりません。今回はそこまでする必要はないとの判断でこの形での発表となりました。
アンプラグドっぽいヴァージョンを作ってみた
せっかくなので出来上がった上記の音源を元にカフェにも合うようなゆったりした落ち着いたヴァージョンも作ってみました。このヴァージョンは上記の再現音源を利用し「メロディなど基本的なものは崩さずに再度アレンジのみ今の時代に合うオーガニックフォーク・ポップ」という指示でできたものです。今思うと1982年の一番最初に作ったときの元々のイメージはこういった感じだったかもしれません。よかったらこっちも聴いてみてください。
エピローグ
今回初めてAIを使っての楽曲づくりでしたが、こんなに簡単にできることにビックリ。完成度はとりあえずとしても3分程度で指示した楽曲ができてしまいます。こんなに手軽に楽曲制作ができると楽しくして仕方ないです。
しかしその反面、AIが学習するベースとなった楽曲を制作した方々の著作権の問題はどうするの?ということが問題になります。先日ソニーグループがそれを分析できる技術を開発中との報道がありどこまでクリアにできるのかは未知ですが、音楽制作に関わる方々にとってもなんとかうまく共存できる仕組みになってほしいですね。
ちなみにその他にも同時期の鼻歌レベルのDEMO音源があったので少し試してみるとビックリ!引き続き楽曲制作をしてみようかと思ってしまいました。
.png)
