彼の訃報を耳にしたのは、まだ中国にいる2016年4月21日のこと。あれからもう5年半以上の月日が流れました。そう、「プリンス」は80年代の音楽シーンを牽引したアーティストの一人と言えるでしょう。
思い出のアルバム「1999」
ボクが彼の楽曲と出会ったのは、1982年リリースのアルバム「1999」でした。とにかくコレまでに聴いたことない感覚の音楽で、アルバムのトップであるタイトル曲『1999』はホントに衝撃的でした。
デビュー当初はローリング・ストーンズの前座も務めており、かなりのブーイングを受けたそうですが、それでもミック・ジャガーは彼のことを「スゴいやつ」だと認めていたそうです。
自伝的映画『パープル・レイン』も大ヒット
1984年には自伝的映画『パープル・レイン』で主演を努め、同名のサウンドトラックアルバムも大ヒットしました。
映画はもちろんのこと、1986年には初来日ということで大阪城ホールでの公演も見に行きました。なんとゲストメンバーとして「シーラE」も参加で、まさにショータイムと言わんばかりの ”見せる” ステージでした。
LIVE動画はパープルレインからの「I Would Die 4 U」で、1984年のものですがシーラEも参加しています。
プロデュースから演奏まで、80年代を牽引した天才アーティスト
その後の活躍は多くのアーティストへのプロデュースや楽曲提供など多岐にわたり、先日ご紹介したチャカ・カーンの1984年のヒット曲「フィール・フォー・ユー」は、プリンスの1979年リリースのセカンドアルバム『Prince(邦題:愛のペガサス)』に収録されています。
初期のアルバムは曲作りも演奏もプロデュースも全てプリンス一人でやってしまい、彼は神童とも呼ばれていました。また、以前に佐藤博さんをご紹介した際にピックアップした「Linn Drum」はプリンスの代名詞のようになり、楽曲には欠かせないものになりました。それを再現したおもしろい動画があったのでそちらもアップしておきますね。
ということで、昨日からBGMはズッとプリンス三昧です。もし次に何か楽器を買うとしたら、このLinn Drumがほしいなぁ~^^/