中山美穂『世界中の誰よりきっと(1992年)』File0134

1990年代

【訃報】2024年12月6日、永眠されました

昨日の午後、突然驚きのニュースが飛び込みました。よくあるフェイクかと思いにわかに信じがたいことでしたが、情報はまたたく間に広がりそれが事実であることを知りました。

中山美穂さんは我々の世代にとっては欠かせないアイドルであり、映画やドラマでも大活躍されていた女優さんでした。本日は追悼の意を込めコレまでの実績を振り返る意味でピックアップさせていただきました。

クリエーター陣がとにかくすごい

1985年に歌手デビューしてから多くの楽曲をリリースされました。振り返ってみるとどの曲もとにかく上げればキリがないほど豪華なクリエーター陣でした。

誰もが知る『色・ホワイトブレンド(1986年)』の竹内まりやさん、『You’re My Only Shinin’ Star(1988年)』の角松敏生さん、『遠い街のどこかで…(1991年)』の中崎英也さん、『世界中の誰よりきっと(1992年)』の織田哲郎さんをはじめ、久保田利伸さん、日向敏文さん、飛鳥涼さん、小室哲哉さん、財津和夫さん、杏里さん、CINDYさんなどなど。アイドル期は松本隆さん、筒美京平さんも多くの楽曲提供をされるなどレジェンドクラスの方々ばかりでした。さらにはご自身でも結構多くの楽曲で作詞をされていました。

今回はWANDSの初代ボーカリスト上杉昇さんとの共同で作詞され、織田哲郎さん作曲の『世界中の誰よりきっと(1992年)』を織田哲郎さんのライブVer.でお届けします。あえてご本人のものをピックアップせずに織田哲郎さんのアンプラグドライブを選びました。コレを聴くと織田さんがまるで追悼されているように切なく感じてしまいますがぜひ聴いてみてください。

みぽりんと言えば「毎度おさわがせします」

おそらくボクと同じアラ還、もしくは50代以上の方からすると、中山美穂さんと言えば1985年に女優デビューのドラマ「毎度おさわがせします」がまず上がると思います。思春期のちょっとエッチなことを織り交ぜたコミカルなホームドラマです。内容がそれなりに過激だったこともあり大ヒットしました。もしかすると今の時代だとコンプライアンス的に・・、なんてことで放映されないのかもしれませんね。

そのドラマの主題曲となったのが中山美穂さんのデビューと同じく1985年1月にリリースさたC-C-Bの『ロマンチックが止まらない』です。松本隆さんと筒美京平さんの強力タッグで制作されたこの楽曲はチャートも上位に食い込みました。

ボク自身この曲を聴くと「毎度おさわがせします」のドラマが頭をよぎります。同世代の方はぜひともドラマを思い出しながら聴いていただきたいと思います。

中山美穂さんの歴史とも言えるベストアルバム「All Time Best」

非常に簡単ではありますが、ボクの中でポイントを絞ってご紹介させていただきました。そして最後にもう一つ。

昨日から2020年12月23日リリースの歌手デビュー35周年を記念した「All Time Best」という3枚組のアルバムを聴いていますが、このベスト盤はデビューからのすべてのリリースシングルをリリース順に収録(最後に『君のこと』という曲が1曲プラスされています。)されており、あらためて通して聴いてみると個人的にもかなりの割合で耳にしたことがある楽曲ばかりでした。またリリースごとに楽曲や声質や歌い方など全てにおいて進化しているのがよく感じ取れます。ぜひ皆さんにも聴いてもらえればと思います。


最後になりましたが、この40年近い間素晴らしい歌声や映画、ドラマなど多くの作品を届けていただけたことに感謝するとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。

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