1966年のデビューからはや56年目と、アラ環世代なら誰もが知る「オリビア・ニュートン・ジョン」です。今も73歳とは思えないお美しいオリビアですが、がんと闘病しながら今も多くの活動をされています。
まずは誰もが耳にしたことのあるだろうHot100でも1位を獲得した1975年の曲『Have You Never Been Mellow(邦題:そよ風の誘惑)』からスタートします。
ボクが中学生の頃はレコードなど買う余裕もなく、テレビかラジオぐらいしか音源を入手するすべがなく、友人からよくレコードを借りたものです。ビートルズ、カーペンターズ、アバ、オリビア・ニュートン・ジョンなど、比較的ポップス系が好きな友人が多かったのか、そのへんをよく聴いていました。その中でもオリビアの70年代のアルバムは結構聴いていましたね。
日本では1976年に『Don’t Stop Believin’(邦題:たそがれの恋)』というシングルの両A面として『カントリーロード』がリリースされ、ヒットしました。元々1971年のジョン・デンバーの曲で、オリビアも1972年にリリースしていました。日本の教科書にもこの歌が採用されたり、多くのアーティストが今現在もカバーしている名曲ですね。
この頃『ジョリーン(1976年)』という曲も流行ったのですが、日本とオーストラリアなど、一部の国のみでシングルリリースされたとのことです。2003年の東京でのライブで歌われています。
そして皆さんもご存知の尾崎亜美さんの『オリビアを聴きながら』に出てくる1977年の9thアルバム『Making A Good Thing Better(邦題:きらめく光のように)』のタイトル曲がコレです。
ちょうどこの曲のあとに、前回ご紹介した『サタデーナイトフィーバー』でもふれた映画『グリース(1978年)』のヒットに繋がります。
そしてアラフィフの方ならこちらの曲のほうが馴染みかと思います。1981年リリースの『Physical(フィジカル)』は、Hot100でなんと10週連続1位の記録に加え、1982年の年間1位にもなりました。元々エアロビクスをモチーフにしている曲ですが、今回はシドニーでのアンプラグドのライブVer.をシェアします。楽曲アレンジもさながら、衰えない歌声が美しく、個人的にはこのVer.も好きです。
親日であるオリビアさんは、1972年から10回以上も日本を訪れ、2015年には福島にて追悼公演も開催されました。2021年10月にはアルバム『Physical』発売40周年記念として、リマスター音源の2CD+DVDが発売され、2022年1月には『Physical 40th Anniversary Megamix』もリリース。
また日本の音楽文化の発展と友好親善に寄与したということで、昨年2021年秋に旭日小綬章を受章されました。過去にも環境保護活動やユニセフ親善大使を努めたり、オーストラリアに「がんセンター」を設立されたり、多くの社会貢献活動もされています。
最後に、受章されたときのインタビューがありますのでシェアします。とにかくこれからもお元気でいてほしいと思います。