「JADOES(ジャドーズ)」って?
「JADOES(ジャドーズ)」と聞いて知っている方がどれぐらいいるのかわかりませんが、ボク自身はデビューから結構聴かせてもらったアーティストです。元々お笑いグループとしてデビューしたため、駆け出しの頃のウッチャンナンチャン(おそらく1985年頃!?)とのからみがあったり交流が深く、Youtubeにはその頃のコントなんかも残っていますね。
そのJADOESが音楽活動を始めるためにターゲットとしたのが角松敏生さんで、かなりのアプローチを経てプロデュースを請けてもらい、1986年10月にシングル『FRIDAY NIGHT』で待望のデビュー、翌11月にデビューアルバム『IT’S FRIDAY』もリリースしました。
実はカッコよすぎて癖になる80年代エレクトロファンクサウンド満載
JADOESのデビューが1986年ですから、角松敏生さんの1985年リリースの『TOKYO TOWER』や『初恋』の流れをくんだ打ち込み系のダンス・エレクトロファンクが満載の仕上がりとなっています。さらには元々お笑いグループだったこともあり、「スネークマンショー」っぽい要素が散りばめられたりもしていますが、「ホンマにお笑いグループですか???」っというぐらいレベルの高いサウンドで80年代のファンク好きならハマってしまいます。藤沢さんがベースでボーカル、ベースで歌える人はスゴいなーって思います。
ではまずはデビュー曲の『FRIDAY NIGHT』をお届けします。
オリジナルアルバムは8枚リリース
デビューの1986年から1992年までの6年間でオリジナルアルバムは8枚リリース。そのうちの1989年リリースの4枚目のアルバム『DUMPO』までは角松敏生さんプロデュース。その後のアルバムはセルフプロデュースなどにより、ダンサブルなものからリゾートミュージック寄りにイメージが変わっていきました。
1stアルバム『IT’S FRIDAY』のダイジェストがあったのでシェアします。個人的にはやっぱり角松敏生さんが関わっている頃までのサウンドが好みです。
そして藤沢秀樹さんは「ダンス☆マン」へと
1997年以降ベースボーカルだった藤沢秀樹さんは「ダンス☆マン」として70~80年代のダンスクラシックの空耳的な歌詞をつけたカバー曲をリリースし始めます。70~80年代ファンクグループの好きなボクにとって「ダンス☆マン」を語りだすと長くなるので、また追ってご紹介したいと思います。ちなみに現在も「ダンス☆バンバン」というダンス☆マン(藤沢秀樹さん)とナンバラ☆バンバン(ウッチャンナンチャンの南原清隆さん)のダンスミュージックユニットは継続されているようです。
先日ご紹介した「UNISONAIR(ユニゾネア)」も含め、この時代のダンスミュージックは昨今のミュージック・シーンにも影響を与えていますね。