2016年2月3日、「モーリス・ホワイト」が74歳でこの世を去りました。もう6年も前のことなんですね。アース・ウインド&ファイアーのフロントマン、そしてエモーションズやデニース・ウィリアムスなどのプロデュースと、長年に渡り活躍してこられました。彼がいなければEW&Fがここまでメジャーにもならなかったでしょうし、日本のミュージックシーンへの影響も大きく、非常に大きな存在だったと思います。
そのモーリス・ホワイトが唯一ソロでアルバムリリースしたのが『Maurice White(1985年)』です。
このアルバムは80年代の名盤の1枚だと思います。そのアルバムから、S●NYのCDプレイヤーのCMにも使われていた『I Need You』をシェアします。
初期のアルバムには結構使われている、彼の代名詞とも言える「カリンバ」と呼ばれるアフリカの楽器があります。ハンドオルゴールとも呼ばれていますが、とてもきれいな音色で、ライブでは『Kalimba Tree』でタップリと披露してくれています。
ソロアルバムが唯一1枚のみということでしたが、実は2019年7月に『MANIFESTATION』という未発表曲を12曲収めたアルバムがリリースされていました。さすがにMVなどはありませんが、CDもあり、サブスクでも聴けるので、ぜひ一度聴いてみてください。
日本ではドリカムの中村正人さんがモーリス・ホワイトを神様とも呼ぶほど敬愛されているということで、ドリカムサウンドにも現れてますよね。ボクもいまだにモーリスサウンド、EW&Fはよく聴いています。
余談ですが、B●SSなどのCMにも採用され、おそらく一般的に一番おなじみの曲『September』は、意外にもアルバムには収録されていないシングルで、ベスト盤にのみ収録されているんです。いずれにせよ、いい曲は何年経っても多くの人の心に刻まれていくんだと思います。