インコグニート(Incognito)「Don’t You Worry ‘Bout A Thing(1992年)」File0070

1990年代

 今日ご紹介する「インコグニート」は1979年に結成されたイギリスのブリット・ファンクやアシッド・ジャズと呼ばれるジャンルのグループです。アシッド・ジャズなんてジャンルが明確になったのも、このインコグニートぐらいからではないかと思います。

 ボクがインコグニートを初めて聴いたのは、アルバム『Tribes, Vibes + Scribes(1992年)』で、当時の言葉を使えばジャズとファンクとフュージョンの美味しいとこ取りした、とにかくカッコいいな~、という印象でした。

 このアルバムの中でも比較的ポップに仕上げているのが、1973年のスティービー・ワンダーのカバー『Don’t you worry ‘bout a things』です。原曲からかなりダンサブルな感じにアレンジされています。チャートインしたかは不明ですが、多くのオムニバスアルバムにも収録されており、耳にされた方は多いかと思います。DJの皆さんにはおなじみの曲ですね。


 実は2003年に『One Nation』という日本の楽曲をアレンジしたアルバムがリリースされています。m-flo、KIRINJI、BONNIE PINK、Original Loveなどの楽曲が、インコグニートのアレンジで収録されています。昔からJ-Popは、海外のアーティストには人気のようですね。

 その中でも、ココ数年で盛り上がっている松原みきさんの『真夜中のドア~Stay with me~』が、この2003年にすでにピックアップされています。MVはありませんが、音源だけありましたのでシェアしました。



 結成からすでに40年以上が経っていますが、今も活躍されているようですので、この数年間のアルバムもまたじっくり聴いてみたいと思います。ちなみに、2019年リリースの『Tomorrow’s New Dream』もカッコいいサウンドに仕上がってましたよ。

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