ラッシュ(RUSH)「YYZ(1981年)」File0067

1980年代

ファンクラブに入会するほどハマったプログレバンド

実は高校生の時に聴いた1981年リリースのアルバム『MOVING PICTURES』(USチャート3位)に大きな衝撃を受け、ファンクラブまで入会してしまいました。記憶が間違ってなければ会員ナンバーは確か「No.117」でした。もう41年前のことですが・・・。

ということで、今日は1974年にプロデビューを果たしたカナダのプログレッシブ・ロックグループの「RUSH」です。前回ちょっと触れましたようにボクも少しバンドをやっていた時期がありまして、このラッシュを聴いたときはホントに衝撃的でした。おきまりのディープ・パープルやレッド・ツェッペリンから始まり、レインボー、ブラック・サバス、UFO、スコーピオンズなどがバンドの練習曲でしたので、ボクの中ではラッシュは完全に別モノでした。

元々フォークギターをやっていたのですが、「ベースいないので手伝って」と言われてはじめたベース。課題曲にはなんとか対応できたものの、ベースってこういうものか~、と思ってた矢先にラッシュとの出会い。こんなロックもあるんや~、と一生懸命”耳コピ”したものの、バンドでやるメンバーはおらず・・・。でもいい勉強になりました。

3ピースでの音の厚みは圧巻

この時代は当然映像も見れず、ただレコードを聴きながらどう演奏してるのかを想像するだけだったので、3ピース(ドラム、ギター、ベース)でこの音の厚みはなんやと、いろいろ考えたものです。いろいろ調べるとゲディ・リーが、ベース兼ボーカルで、さらにシンセサイザーとMoogベースを使ってる、と。なんとまぁスゴい人がいるもんやなぁ~と、当時は感動したものです。

まずアルバム「MOVING PICTURES」から30周年ライブでインストの『YYZ(1981年)』と、アルバム「HEMISPHERES(1978年)」から『The Trees』のメドレーをシェアします。『YYZ』はロック小僧、特にドラムをやってる方には結構人気なのではないでしょうか。360°のセッティングは圧巻ですよね。

ラッシュは、ゲディ・リー(Vo,Ba,Key)、ニール・パート(Dr)、アレックス・ライフソン(Gt)の3ピースで、とにかくテクニシャンで個性派揃い。『MOVING PICTURES』を聴いてからは、さかのぼってアルバムを聴いたりもしました。10分超えの長編の組曲なども多く、SFスペクタクルファンタジー的な世界を作り出しています。

それではライブでも定番となっている『Tom Sawyer(1981年)』もライブVer.でシェアします。

シンセを多用しポップ色を打ち出した「Parmanent Waves」

9thアルバム『MOVING PICTURES』は、ラッシュの最大ヒットアルバムになりました。1つ前の8thアルバム『Parmanent Waves(1980年)』(USチャート4位)からシンセサイザーが増え、少しずつポップ色が強くなり、短編モノが増えてきたので一般ウケするようになってきたのかもしれません。それでもラッシュらしさはしっかりと醸し出してくれています。

このアルバムからは、代表曲である『Spirit of Radio』を2013年のライブVer.でシェアしますね。このライブを見ると、ゲディ・リーのあのハイトーンがチョット衰え始めたのかと思ったりもしますが・・・。

残念ながら2020年、ニールが死去

2020年1月7日にドラムのニール・パートが脳腫瘍のためこの世を去りました。アレックスいわく「ニールのいないラッシュはありえない」ということで、今後のラッシュの再開はないのかもしれません。それでも、これまで数多くの素晴らしい楽曲を残してくれたことに感謝したいと思います。

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