角松敏生『NOA(2024年)』File0135

2020年代

34年ぶりのインストアルバム「Tiny Scandal」をリリース

2024年12月11日、角松敏生さんのインストアルバム第3弾「Tiny Scandal」がリリースされました。なんと1990年リリースのインストアルバム「Legacy of You」からすでに34年も経ってるんですね。

今回のアルバムにはカバー曲が2曲収録されています。4曲目の佐藤博さんの『Evening Shadows』と7曲目のラムゼイ・ルイスの『Tequila Mockingbird』で、ともに角松敏生さんのアレンジがいい感じです。

そしてアルバムのリリースにあわせて公開されたMVが1曲目に収録されている『NOA』です。ショートVer.ですがまさに「Urban」な仕上がりの映像になっていて、ラリー・カールトンの代名詞でもあるES-335(おそらくですが・・・)を弾く角松敏生さんもカッコよく、カッティングのカラッとしたサウンドもグッド。個人的にはミラーボールが映し出されるってやっぱりなんか懐かしさを感じます。是非下記のMVをチェックしてみてください。

ちなみにアルバムの2曲目の『Summer Scenery』はラリー・カールトンの名曲『Room 335』をオマージュしたような楽曲に仕上がってます。


From martin:
From martin:

上記でご紹介した「佐藤博」さんについてご興味のある方は、以前に書いた下記の記事を参考にしてください。

角松敏生さん提唱の「Contemporary Urban Music」

アルバムを紹介する関連サイトから引用すると「Contemporary Urban Music(現代の都会的な音楽)とは昨今注目されている80年代に流行したCityPopに対しての現在の彼の想いと音楽性を表現した言葉」なんだそうです。そしてこの「Contemporary Urban Music」はシリーズ化されていて、第1弾が今年5月リリースの「MAGIC HOUR~Lovers at Dusk~」で今回の「Tiny Scandal」が第2弾となります。

ボク自身の角松敏生さんのデビュー当時のイメージは「リゾートシティポップ」でキーワードは「海・リゾート・夏」などでした。その後、ちょうど4thアルバム「AFTER 5 CLASH」あたりからでしょうか、アルバムの枚数を重ねるごとになんとなく「Urban(都会的)」なイメージが増えていった感じがしました。「夜・ダンスホール・Bar・カクテル・ネオン・ミッドナイトクルージン」など、まさに都会の夜をイメージさせるオトナな楽曲が増えました。

とはいえその後も、やっぱりリゾート感ある楽曲もドンドンリリースされ、今回リリースのインストアルバムのようにど真ん中のフュージョンサウンドであったり、沖縄民謡風の楽曲があったり、V6に提供した『WAになって踊ろう』のような楽曲があったり、この40数年間で「ジャンルなき極上ポップス」と言う形で進化したと思います。

1988年の名曲『You’re My Only Shinin’ Star』

先日、中山美穂さんが急逝されました。その中山美穂さんに提供されていた楽曲の一つが『You’re My Only Shinin’ Star』です。この曲は1988年年末の第30回日本レコード大賞で金賞を受賞しました。中山美穂さんご本人主演のドラマ「ママはアイドル」挿入歌に採用されていましたね。ちなみにその前の『CATCH ME』も角松敏生さんの作品です。

来年春にインストツアー開催決定

今回のアルバムを引っ提げてのツアーが決まりました。ツアータイトルは「TOSHIKI KADOMATSU Performance 2025 C.U.M Vol. 2Instrumental Tour “Tiny Scandal”」となっており、まさに今回リリースのアルバムを生演奏で聴けるといった感じなのだと想像できます。

ただ福岡(3/1)、神奈川(3/11)、大阪(4/5・4/6)の4公演のみで、チケットの一般発売日は1/18からとのことです。詳しくは公式サイトにてご確認くださいませ。

発売日の1/18までに予定が合いそうであれば神奈川公演に参戦してみたいと思いますが、なかなか競争率が高いので難しいでしょうかね・・・。


タイトルとURLをコピーしました