今日は「オリジナル・サウンドトラック(以下、サントラ)」について取り上げてみます。元々映画を見ない(映画を見るおカネがあればレコードがほしい)タイプだったので、映画ファンの方にはお叱りを受けるようなことになりそうですが、あくまで個人的な見解ですのでご容赦くださいませ。
「サントラ」とは、映画やドラマでいうと一般的には「劇伴音楽や付随音楽を収録したアルバム」ということになり、つまり「その作品内でかかっていた音楽」っていうことになります。ボクが子供の頃は、「主題曲とエンディング曲がメインの音楽、その他は ”映画のBGMに使われているインスト音楽”」といったイメージがありました。
『ウエスト・サイド物語(1961年)』や『サウンド・オブ・ミュージック(1965年)』など、音楽を主体にした映画はありますが、いずれもミュージカルを映画化したものでした。
その後、音楽と映画を融合させ作られた青春ストーリーの映画が1977年の『サタデーナイトフィーバー』でした。今日のディスコサウンド、ダンスミュージックの発展へのきっかけとなったと言っても過言ではないと思います。当時は、ジョン・トラボルタがカッコよすぎて、みんな人差し指を突き上げる決めポーズをモノマネ。ディスコのみならず、ファッションや「フィーバー」という言葉もブームとなり、一つの文化を築くほどの影響力がありました。
そのサントラ『サタデーナイトフィーバー』ですが、1971年公開の映画『小さな恋のメロディ』の主題曲「メロディ・フェア」を担当したビージーズがメインとなり制作されました。アルバムの中からは7曲がビルボードHOT100で1位を獲得(ビージーズは5曲)し、アルバムも当時過去最高の記録を打ち出し、1984年まで世界で最も売れたアルバムになりました。(残念ながらビージーズの活動は2012年で終わりました。)
今日はそのビージーズのヒット曲から4曲をピックアップ。今回は公式チャンネルからではないですが、70年代当時のアメリカの街やファッションが見られる映画シーンのMVをシェアしました。
そして翌年の1978年もジョン・トラボルタ、オリビア・ニュートン・ジョンのW主演ミュージカル映画『グリース』が公開され、サントラもアルバムチャート1位を獲得するヒットとなりました。こちらも映画のシーンのMVをシェアしたのでご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
今日のサントラ話はまだイントロダクション。これらの映画から数年後の80年代に入り、サントラの勢いが増してきたのは間違いありません。また追ってこの続きをご紹介していきたいと思いますのでお楽しみに~^^/