2000~2019年の20年間はほぼパソコンに入っている70~90年代の音楽しか聴かず、しかも2003年から13年半ほどは中国で暮らしていたため、ネット環境や規制の問題で中国の音楽以外ほとんど触れられなかった自分にとって、この20年間の音楽事情はポッカリ抜けた浦島太郎状態。それをリカバリーする意味でも始めた「MUSIC TRUNK」の内容も、この20年間の音楽事情に詳しい方にとっては ”今さら感” があろうかと思いますが、現在リハビリ中ということでどうぞ容赦くださいませ。
ということで、今日ご紹介する「フィンガズ(Fingazz)」も、ボクにとって以前ご紹介した「タキシード(Taxedo)File0038」同様、懐かしさを感じさせてくれる存在です。前回も少し登場した「トークボックス」のプレイヤー兼プロデューサーで、いろいろなアーティストともコラボしています。
特にボクが気になったのは “Classics” と銘打ったシリーズのアルバムです。すでに3枚リリースしているのですが、70~80年代にガッツリ音楽を聴いてきた自分にとっては非常に心地よく、コレまた選曲がにくいですね。泣けてくるような曲が満載で、しかもそれを全部トークボックスでやってしまうのはスゴいと思います。ただ「Ooh Baby,Baby」はどうしてもZAPPヴァージョンと比較してしまうのと、「Rock with You」はBrandyのほうが上(マイケルの曲ですが、そもそもクインシー・ジョーンズがプロデュースなので仕方ありませんが)かなっ、などと個人的にはちょっと気になるものもありますけど。(笑)
今日はその中の『Classics 3(2014年)』からピックアップしてみました。チャカ・カーン、シェレール、カメオなどなど、どれを選ぼうかと悩みましたが、今回は80年代に活躍したルーサー・ヴァンドロスの「Never Too Much(1981年)」という曲をシェアします。残念ながらルーサー・ヴァンドロスは2005年に54歳の若さで他界したとのことです。知らなかった~。ルーサーについては、また機会を見てご紹介したいと思います。
フィンガズの『7DAYZ(2019年)』という7曲を収録したアルバムがあるのですが、彼のYoutubeチャンネルでは、そのアルバムに収録されているそれぞれの曲のメイキングビデオをアップしています。見てて面白かったので、楽曲の制作などにご興味ある方は是非チェックしてみてください。