Ned Doheny(ネッド・ドヒニー)『Whatcha Gonna Do For Me(1988年)』File0144

1980年代

チャカ・カーンへの楽曲提供で知ったネッド・ドヒニー

ボクが高校生3年生だった1981年にチャカ・カーンのアルバム「Whatcha Gonna Do For Me」がリリースされました。その中でもアルバムタイトルでもある『Whatcha Gonna Do For Me』がお気に入りだったのですが、のちにこの曲がネッド・ドヒニーの作品であることを知り、彼のアルバムを聴き始めたのがきっかけだったように思います。

まずは1988年リリースの4thアルバム「Life After Romance」に収められている『Whatcha Gonna Do For Me』をお届けします。

同じ曲ですが2002年にチャカ・カーンがライブでこの曲を歌ってるものがあったのでこちらもシェアさせていただきますね。

AORの名盤、1976年リリースのアルバム「Hard Candy」

チャカ・カーンをきっかけにネッド・ドヒニーを知ったので遡って調べてみると、1973年デビューですでにアルバムが3枚リリースされていました。

「ネッド・ドヒニー・ファースト」Ned Doheny(1973年)
「ハード・キャンディ」Hard Candy(1976年)
「プローン」 Prone(1979年)

中でも2ndアルバム「ハード・キャンディ(Hard Candy)」はAORの名盤とも言われており、このジャケットが印象的でした。実は本国のアメリカではさほどヒットにはなってなかったらしいのですが、こと日本においてはボズ・スキャッグスやマイケル・フランクスなどと同様に、当時のAORというジャンルのアーティストとして認知されていました。

ではそのアルバムから椎名林檎さんも東京事変でカバーされている『Get It Up For Love (恋は幻)』をお届けします。

70年代後半以降はトラブルで10年近くひっそりと・・・

3枚のアルバムを出したあたりからレーベルとのトラブルがあったようで、彼自身の表立った活動自体はなくなり楽曲提供などが主な活動だったようです。

その中で有名な楽曲が冒頭にご紹介したチャカ・カーンの『Whatcha Gonna Do For Me』以外にもジョージ・ベンソンへも提供されており、ボクのフェイバリットアルバムでもある「IN YOUR EYES」に収録されている『Never Too Far To Fall (恋のリメンバー)』もネッド・ドヒニーの作品です。ぜひ聴いてみてください。

せっかくなのでもう1曲、1982年のレスリー・スミスへの提供曲『Love’s A Heartache』もシェアしますね。

80年代後半、9年ぶりに4thアルバム「Life After Romance」をリリース

なんと9年ぶりに4thアルバム「Life After Romance」を引っ提げて再稼働を始めます。このアルバムに冒頭でご紹介した『Whatcha Gonna Do For Me』や『Love’s A Heartache』がセルフカバーで収録されています。

個人的にはこのアルバムが一番のお気に入りで、軽快なAORとソウルフルな楽曲が心地よく、まさに80年代のAORサウンドが凝縮されているように思います。このアルバムでボクの好きな『Heartbreak In The Making』をお届けします。

次の日本公演は実現するか?

2年前の2023年11月に5年ぶりの来日公演が東京と大阪のビルボードライブで開催されました。残念ながらボクは行けなかったのですが、意外と定期的に来日公演されているような感じですので次回に期待したいと思います。ただ1948年3月生まれですでに80歳近い(2025年8月現在)ので実現するのか!?といったところですが・・・。

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