2019年公開予定であった『トップガン マーヴェリック』がついに公開されました。公開早々スゴい勢いで話題も絶えず、すでに日本では2020年以降に公開された実写映画のNo.1になったそうです。公式サイトや予告編などを見ても映画の凄さが伝わってきます。
1986年の「トップガン」はジョルジオ・モロダーがプロデュース
さかのぼること34年「トップガン」が公開され、同年にオリジナル・サウンドトラック(以下、サントラ)もリリースされました。
以前にもサントラを何枚かご紹介しましたが、70年代後半からサントラブームとなり、映画のヒットと同じくサントラもヒットするという傾向がありました。
今回の「トップガン」も例外ではなく、USアルバムチャートで5週連続1位となりました。このアルバムのキーマンとなったのが、プロデューサーのジョルジオ・モロダー氏です。同氏は70年代からシンセサイザーなどの電子楽器を使用した楽曲を送り出し、ダンスミュージックの発展に大きな影響を与えました。
ドナ・サマーの『HOT STUFF(1979年)』や『I Feel Love(1977年)』、ブロンディの『Call Me(1980年)』、アイリーン・キャラの『What A Feeling(1983年)』など、数多くのヒット曲をはじめ、サントラも多く手掛けています。
大ヒットした2つのテーマソング
この史上最も売れたサントラと言われているアルバムからトップ10入りした曲を2曲ご紹介します。
KENNY LOGGINS「DANGER ZONE」
おなじみの主題歌となった『DANGER ZONE』もジョルジオ・モロダーの作曲です。最初はコリー・ハートにオファーがあったそうですが、コリーが自作曲でやりたいとのことで断り、「Footloose(1984年)」で勢いに乗っていたケニー・ロギンスに決まったそうです。この曲はピーター・ガブリエルの『スレッジハンマー』の勢いに押され、残念ながらビルボードHot100で2位でした。
BERLIN「Take My Breath Away」
そしてジョルジオ・モロダー作の『Take My Breath Away(邦題:愛は吐息のように -トップガンLOVEテーマ-)』はベルリンが歌い、シングルチャートで1位を獲得。日本では1993年のホンダのCMにも採用されています。
ちなみにグループ名の「BERLIN」はドイツの地名からとったとのことですが、アメリカのグループなんです。このグループも歴史は長く、1978年に結成され、2回の解散を挟んで現在でも活動しているようです。
最新作「トップガン マーヴェリック」のサントラは?
この勢いで新作のご紹介も続けようかと思いましたが「トップガン マーヴェリック」のサントラについてはまた次回の記事にてご紹介します。